突然ですが、あなたは「人に頼られるタイプ」の人ですか?
人に頼られるタイプの人は、「自分は頼られている」「信用を集めている」ということに、存在意義を感じ、それによって自信を持つ傾向があります。
しかし、そのような方法で自分の存在意義を感じることは、「自分のエネルギーを奪ってくる人」までも自分の側に集めてしまい、自分自身のエネルギーを吸い取られているということに気づいているでしょうか。
今回は、そんな「自分のエネルギーを奪ってくる人」とも上手に付き合うたった一つの方法をご紹介します。
そもそも、自分のエネルギーを奪ってくる人ってどんな人?
そもそも、気づかずに周りにいるという「自分のエネルギーを奪ってくる人」とは、どんな人のことでしょうか。私が今まで出会ったことがある人を、簡単にまとめてみました。
常に自分が一番でないと済まない人
- プライドが高く、自分が一番でない・またはその地位がおびやかされそうなときに、執拗に相手を批判する。
- 常に自分が一番でないといけないが、責任を負わされるのは大嫌い。
- 自分が頼っている人がどんな状況であろうと、「自分を構ってもらうこと」が最優先。
被害妄想が激しい人
- 自分の努力が足りないのに、必ず自分以外の誰かのせいにしている。
- 会話の90%以上は誰かへの悪口で成り立っている。
- 相談をしている相手に、自分の不平不満を吐き出すだけで解決しようとはしない。
公共の場や人と会ったときでも、その場その場での対応ができない人
- 会社のミーティングやお呼ばれのときでも、自分の機嫌を優先した態度をとっている。
- また、それを気遣ってもらえないと腹を立てる。
まとめてみましたが、このような人たちは「エナジーバンパイア」という言い方をされることもあり、相談や人の助けを求めてくるのに、その相手を傷つけたり、エネルギーを吸い取ってしまいます。(だからと言ってエネルギーを吸い取った本人も回復するわけではありません・・・。)
相手は傷つけられたり、エネルギーを吸い取られるわけだから、望んでもいないのにだんだん自分まで嫌な気持ちになったり、「なんでこんな話聞くために時間使ってんだろう」と自分を責めたりすることがあります。
そんなエネルギーを奪ってくる人と付き合うには、たった一つ。それは、「共感はしても、同情はしない!」
最初にも書きましたが、人に頼られるタイプの人は、「自分は頼られている」「信用を集めている」ということに、存在意義を感じ、それによって自信を持つ傾向があります。
でも、相手が「自分のエネルギーを奪ってくる人」だったら・・・。人に頼られるタイプの人は、人から何かを言われやすい人、でもあります。自分のエネルギーを奪われすぎて、本人がエネルギー不足になってしまいます。
そうならないためには、たった一つのことをするだけでいいのです。
それは、相手に共感はしても、同情はしないこと!
ちょっと冷たい言い方かもしれませんが、相手に同情するということは、本人が思っている以上にエネルギーを消費します。そのことで、自分までエネルギー切れになってしまう可能性もあるのです。
相手を優先しすぎてしまい、自分までエネルギー切れしてしまった私の失敗談
ここで、私の例を紹介したいと思います。
私は、最初にみなさんに問いかけた「頼られるタイプ」の人間です。正確には、自分でそう思っていました。
人から相談を受けたり、頼ってもらうことで、自分の存在意義を少なからず認識していたところがあります。
でも、あるとき、「こりゃたまらん・・・。」ってほどエネルギー切れした出来事がありました。
とても仲良くしている友人で、彼氏と別れるかどうか悩んでいる、という人がいました。
その人には自分も困ったときに助けてもらっているから・・・!という気持ちがあったため、その友人の電話一本で夜でも車を走らせていき、友人をなだめ、ドライブに連れて行く、一緒に過ごす・・・ということをしていました。
その子は私のことを頼ってくれているから私もこたえたいし、少しでも元気になれたら、という気持ちだけでした。
もちろん今考えると、自分がそれによって認められている気持ちもあったと思います。
だんだん夜のドライブは増えていきました。
と同時に、当時使用していたTwitterは更新するのにメールの返信に気づいてないときなど「どうしてTwitterは更新しているのに返信してくれないの!?」と言われ、頼られているのがうれしいはずなのに、私は疲労がたまり、その友人がいないときでもその友人を気にするようになっていました。
(だんだん、私は頼られる人から、何でも言えちゃう人になっていたわけですね。)
まさに、私はエネルギーを吸い取られていたわけです。
もちろんその友人がずっとそういう状態なわけではありません。
でも、そのとき友人は確かに「自分のエネルギーを奪ってくる人」に変貌していました。
友人の話を聞いて、同じように気持ちを合わせすぎて、自分のことよりもその人を気にしすぎて・・・。最後には、私までその友人の話を聞き続けられる状態ではなくなってしまいました。
話を聞いてあげるときに、アドバイスはできなくともその時に共感するように務め、同情してあれやこれや考えすぎなければ、自分までつぶれちゃうことはなかったと思います。
どんなに親しい仲でも、最後には本人がどうするか。全てを救ってあげられるわけではないので、優しく見守ること
何度も書きましたが、大事な友人でも、その人が「自分のエネルギーを奪ってくる人」に変貌してしまったときは、「共感はしても同情しない」ことが大切です。
これは、たくさんの人の悩みを聞いて、周りのみんなを助けてあげたい!なんていう私のおごりから得た教訓です。
最後には本人がどうするか、なんです。全てを救ってあげられるわけではないので、優しく見守ることが大切です。
それが、きっと自分がその人と上手に付き合うことにつながると私は信じてます。